赤ワイン煮込み ― 盃から生まれた食文化

お酒 と 文化

私の愛読書「志麻さんの自宅レシピ」には、牛肉の中でもすね肉を使った料理がいくつか紹介されています。近くのスーパーを散歩すると「カレー用」の肉は販売していますが、「すね肉」は見かけません。ネット販売で、宮崎牛のすね肉を検索すると・・・、ありました!早速購入して、赤ワイン煮込みに挑戦です。

赤ワインで肉を煮込む料理は、フランスのブルゴーニュ地方などワイン文化圏で発展してきました。代表的なものに「ブッフ・ブルギニョン」があります。保存技術が限られていた時代、やや硬い部位の肉をワインとともに長時間煮込むことで、柔らかく、香り高く仕上げる知恵が生まれました。ワインに含まれる酸やタンニンは肉の繊維をほぐし、煮込むことでアルコールは飛び、果実味と旨味だけが残ります。盃に注がれていたワインが、鍋の中で新しい表情を見せる――それもまた食文化の面白さです。

肉専門店にて(ネット販売)

和牛のすね肉 1kgが通常は2900円のところ、1980円のセールス価格で販売しています。100g 200円です。なんと安い!!
早速購入ボタンを押します。

これだけだと送料がかかるとありますので、「和牛モモしゃぶすき用 500g ×2」4980円も購入しました。⇒ 送料無料になりました!

オーダーして数日でお肉が到着します。しゃぶすき肉は100g 498円とは思えない質です。すね肉は、オー、という貫禄のボリューム感です。

材料の準備

材料は、和牛すね肉 1kg、小麦粉 大さじ 3杯、サラダ油 大さじ 2杯、赤ワイン 750ml

くず野菜として、玉ねぎ 3/4個、ニンジン 1本、にんにく 4かけ

味付けに、タイム 一つまみ、ローリエ 1枚、コンソメ 1個。
志麻さんのレシピでは、更に「砂糖 小さじ1」とありますが、私は見落としていました・・・。

肉の貫禄が半端ないです!

調理開始!

肉を3-4cm角にカットします。志麻さんのレシピには、5-6cmとありますが、大きめのカットは気が乗らず、少し小さめにします。塩コショウを振り、小麦粉をまぶします。塩が肉にしみこむようにここで10分待機(本当はもう少し寝かしたい)。
油をしいたフライパンで肉を焼きます。

この状態でもかなり美味しそうです

焼いた肉は鍋に移し、同じフライパンでくず野菜を入れ、小麦粉を大さじ1杯投入して炒めます。強火で炒めたあとは、赤ワインを100ml投入します。少し火を通したら、鍋に移します。

くずと言っては失礼な「野菜炒め」です

鍋には残りの赤ワインを投入し、強火で沸騰。アクを丁寧に取り除きます。ローリエ、タイム、コンソメを入れ(本当は砂糖も)、弱火で40分、煮汁が半分になるまで煮込みます。

煮汁が半分になったら、肉を取り出し、くず野菜をザルでこします。

結構、手間がかかります・・・

お肉を箸で刺すとまだ硬いので、さらに20分弱火で煮込みます。

ここで味見をします。美味しい、でも少し硬い・・・。美味しく食べることができるギリギリの硬さですが、2つ目をいただくころには顎が疲れそうです。

妻 らき子さんの英断により、ここから圧力鍋で 20分煮込み 追加です。

志麻さんのレシピはどれもとっても美味しいです!
別の志麻さんの料理に取組んだのはこちら
👉 きのこのバターソテー
👉 和牛のマスタードマリネ焼き

完璧な味と食感の完成です!

皿にお肉のブロックを数個盛り付けます。気分が盛り上がります!

箸で硬さを確認・・・、少しの力で箸で肉がほぐれます!

一口食べると、柔らかい黒毛和牛、豊かな香りとほどよいコラーゲンがたまりません。ローリエとタイムの香りがフランス料理であることを思い出させてくれます。

フランスパンと一緒に頂きました。至福のときを満喫です・・・

今回は、材料費はそれほどでもありませんでしたが、手間は結構かかりました。でも美味しかったので、大満足です。

使った食器・調理器具は、奥さんと娘と3人で協力して洗ったので、すぐに片付きました!
もちろん、娘のお弁当用に1個冷凍しました。冷凍しても美味しいかどうかは不明ですが。

私の趣味の料理ですが、肝心な部分では妻のヘルプが光りました
後片づけは娘も手伝ってくれ、家族全員で準備、食事、後片付けまで共同作業でした
とても楽しい時間を満喫することができました

普段料理をしない男性には、家族に料理を振る舞う体験をぜひ実践してほしいです
すぐに趣味に格上げされると思います!

「日本酒、純米酒、美味しいお酒」はこちら

ワインは、ただ飲むだけのものではなく、火を入れることで別の物語を語り始めます。盃に注がれた赤ワインが、鍋の中で肉をやわらかくし、やがて食卓で家族を囲ませる。その循環のなかに、人と人の縁が生まれます。赤ワイン煮込みは、遠いフランスの郷土料理でありながら、今夜のわが家の時間でもある。一盃から始まる文化は、こうして静かに、異国の地である日本の食卓へと広がっていくのかもしれません。

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