動物の角の本数は意外にまちまちです。鹿、山羊は2本、サイは1~2本
キリンは・・・?
キリンには、牛は鹿のように角があります。牛や鹿の角は頭蓋骨の一部が突起状に伸びてきてその角を形成します。鹿の角は骨がそのまま露出し、牛の角は骨の上にケラチンでできたカバーがそれを覆います。キリンの場合は、少し異なります。
キリンの角は皮骨
キリンの角は、頭蓋骨から伸びたものではなく、皮膚の中に形成される皮骨を起源としています。皮骨はその字の通り皮膚の中に独立して形成される骨で成長すると、頭蓋骨と癒合します。
キリンの角は、額の真ん中にある丘のような1本の角と頭蓋頂部にある2本の角の合計3本とされています。頭蓋頂部の2本の角はオス同士の戦いであるネッキングの際に使用されます。
👉 キリンのネッキングについてはこちら「キリンのネッキング ~オス同士の戦い~」

両耳の後ろ(後頭部)にある小さなでっぱりが、オスのキリンには存在することが多く、宮崎フェニックス動物園のトウマにも小さなでっぱりがあります。これは頭蓋骨由来で、2つのコブを形成します。この2本を含めてキリンの角は5本とする見方もあるようですが、専門家の間ではこれを含まない3本と認識されています。
キタキリンは、後頭部の2本の角が発達している傾向があるために5本と数えられる場合があります。
角の特徴
頭頂部の2本の角は、オスでは10-25cmの長さになります。メスではそれが短く、細くなります。生え方は、やや後方に倒れ気味で、35%は左右対称性ではありません。メスや生まれたばかりの生体は、角の先に毛が生えていますが、成熟したオスの角の先は毛がありません。ネッキングの練習によりなくなったのか、男性ホルモンの影響なのか、もしくは別の理由なのかは不明です。
参考
Dagg AI. Giraffe. Biology, behaviour and conservation. 2014
そもそも角(ツノ)ってなに?
と疑問に思います。直観では、敵や雄仲間との争いに使用するためと思いますが、性的なアピールの場合もあるようです。
ヒトには角はないのかと考えます。ガセネタかもしれませんが、ツノが生えた事例はいくつか存在するようです。原因は皮膚の角化部分が伸びたなどと思われますが、詳細はわかりません。でも、闘いのために発達したわけではなさそうです。ヒトは起立歩行をするようになり、ツノで戦うよりは手を使って戦うほうが効率が良いので、ツノは不要になったのではないかと思いました(純粋に個人的な発想です)。ヒトが4本足で歩いていたころは(そんな時代があったのか?)、ツノがあったのかも、と想像することは妄想かもしれません。
お酒との直接の関連はありませんが、こうして動物の体の仕組みを少し掘り下げて考えてみると、お酒の味わいや醸造を考察するのとどこか似た楽しさがあります。キリンの角の本数や成り立ちを知ると、同じ地球に生きる仲間として少し親近感も湧いてきます。もし機会があれば、お酒の席で「キリンの角って3本?それとも5本?」と話題にしてみてください。盃を交わしながら地球の生き物の不思議に思いを巡らせるのも、楽しい時間なのかもしれません。

