ライムの花を眺めながら ~コロナ禍の春と、柑橘の耐寒性について~

命のまなざし

はじめに|2020年の春に、このブログを始めた理由

2020年は、新型コロナウイルスのニュースとともに始まりました。
外出を控える日々が続いています。

テレビやインターネットでは、芸能人やスポーツ選手が「元気を出そう」「前を向こう」とメッセージを発信していました。
それらに励まされながらも、ふと考えました。

自分にも、何かできることはないだろうか。

そうして思いついたのが、このブログです。
大きなことはできませんが、
少しでも明るく、少しでも前向きな気持ちになれる文章を書いてみよう。
そんな思いで、ここから書き始めることにしました。

人生には、コロナ禍に限らず、思うようにいかないことや悲しい出来事がたくさんあります。
それでも、一度きりの人生です。
できるだけ穏やかに、楽しく、そして誰かの役に立つことができたら、
そんな願いを込めています。

柑橘とお酒

柑橘系の果物とお酒の相性はとても良いです。

一般的に多い組み合わせは、例えば酎ハイであれば、レモンサワー、ゆずサワー、コロナビールにはライムを入れたり、ハイボールにレモン汁もあります。

そんな将来の楽しみを想像しながら、柑橘系の果樹を庭で育てている人も多いと思います。当家でも、ラインの樹を植えていました。

ライムの花と、静かな春の庭

写真は、庭で育てているタヒチライムの花です
人間社会が大きく揺れている一方で、庭では例年通り、可憐な花が静かに咲いていました。

人間は自然と接すると元気がでます
でも、ちょっとした隙間時間に山や海に出かけることはハードルが高いです。
そんなときには、庭の植物を観察します!

世界がどうであれ、
季節が巡れば、植物は淡々と芽吹き、花を咲かせます。
その姿に、少し救われる気持ちになりました。

もし実がなれば、ライムを添えたコロナビールを飲みたい――
そんな、ささやかな楽しみも思い浮かびます。

タヒチライムの台木はカラタチで、病害に比較的強いとされています。
本場メキシコでは小ぶりなメキシカンライムが使われますが、日本では入手が難しく、栽培もほぼ不可能です。
その点、タヒチライムは日本でも比較的育てやすく、棘がなく、実も大きめで種が少ないという利点があります。

「ないもの」を嘆くより
「あるものの良さ」を楽しむ
そんな姿勢で、この春を過ごしたいと思いました

鳥害と柑橘の皮の厚さ

柑橘類は、品種によって鳥害の受けやすさが異なります。
たとえばスダチは皮が薄く、熟すと鳥に狙われやすい一方、カボスは比較的被害を受けにくい傾向があります。

皮の薄いメキシカンライムも、
タヒチライムより鳥や虫の被害を受けやすいのではないかと考えています
(この点は、あくまで私の経験と想像によるものです)。

柑橘類の耐寒温度について

柑橘類は総じて寒さに弱く、冬の管理が重要です。

  • レモン:−3℃
  • カボス・スダチ:−6℃
  • ユズ:−7℃(耐寒性が強い)

ユズの北限は福島県北部とされており、日本の気候に適応した貴重な柑橘です。

ライムはレモンより耐寒性が弱く、
タヒチライムでも

  • 幼木:5℃以上
  • 成木:0℃前後

が一つの目安になります。
枯れはしなくても、寒さで落葉することは珍しくありません。

耐寒性は気温だけでなく、
樹齢・日当たり・風・土壌など多くの条件が影響します。
不安な場合は、不織布や簡易ハウスなどの防寒対策が安心です。

私自身、マンゴーの木を早く外に出しすぎて、一日で枯らしてしまった苦い経験があります・・・

宮崎県で、ライムは実るのか

約10年間、庭でタヒチライムを育ててきました。
樹は立派に育ち、花も毎年咲きます。
しかし――残念ながら、一度も結実には至りませんでした

近くで育てているレモンや日向夏は実をつけています
このことから、少なくとも素人栽培では、
九州南部の露地でタヒチライムを結実させるのは簡単ではないのかもしれません。

それでも、花を眺める時間は、
この春を静かに受け止める助けになってくれました。

庭で過ごす時間は、季節の移ろいを感じさせてくれます
冬の庭仕事をこちらに綴っています

おわりに

世界が不安定でも、
庭のライムは今年も花を咲かせました。

日々の暮らしの中で、小さな楽しみを見つけることも大切にしています

庭仕事というと仕事の一環で義務のような響きがありますが、
自然と触れ合う心の潤いと考えると、
庭仕事は楽しい食事につながる一歩と思いました。

「日本酒、純米酒、美味しいお酒」はこちら

果樹栽培は、中年の方の趣味にぴったりと考えています。人間との会話はありませんが、相手は静かにこちらの考えに耳を傾けてくれます。相手(果樹)の気持ちを考えないと、花や実を結んでくれません。水やり、剪定、時には害虫退治と出番は少なくはありません。でも、美しい花が咲いたり、美味しい実がなったときには、苦労は喜びに変わります。

ときに予定通りに実がならなかったりします。でも枯れたのでなければ、翌年に希望が持てます。ゆったりした気持ちで取り組むと心が静かに落ち着きます。自分が育てた果実が美味しいお酒に溶け込んだときは最高に気分を味わえます!

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